旅をしよう

最後に旅をしたのは、いつですか。

どこへ、誰と行きましたか。

文を読んで、最後に行った旅をすぐにパッと思い出せたでしょうか。



日本は、海外に比べ、長期休暇が取りにくいとよく言われます。まだまだ休むことを良しとしない文化の為、旅をするのが簡単ではないように感じます。



しかし、むしろ、、、だからこそ!


旅をしよう!

 

※実際に私が2022年フランスへ旅した時の写真です。

 

日本人の皆さん、旅しなさすぎです。

海外に出たことがないという人も沢山いますよね。もっと、異国の地に足を運びましょう。

 

旅にかかるお金と時間がもったいないと思う人は、人生の半分を損していると言っても過言ではないと思います。

 

 

海外移住歴約10年、日本各地も旅し、関西、関東に滞在した経験を持つ私から、とっておきの「旅の楽しみかた」をお伝えします。

 

 

自己紹介: 

日本で保育士、OL勤務を経て、独学で習得した英語力のみで2013年単身海外留学。 TESOL、日英通訳翻訳の資格、カナダ(BC)の保育士の免許を取得し、現在は現地の保育園にて担任を持ちつつ、週末は日本語学校での日本語教育にも力を入れている。 

英語、日本語はもちろん、現在はフランス語も操るマルチリンガル。 

日本の夜間専門卒で英語ゼロ、貯金ゼロの20代から、海外移住に挑み、現在はカナダ、バンクーバーで幼児教育者&自身のウェブサイト運営(manamisensei.com)、youtuberとして活躍中。

行き先は海外でも、国内でもいいんです。

ただ旅を通して、普段とは違う日常を、自分の現実として取り込む。その過程全てが、なんとも言えない人生のスパイスになります。

ちなみに……もし、自分の人生に少しでも不満がある人は、旅をして現実逃避をするのがおすすめです。

目の前に邪魔なものがなく、ありのままの自分でいられる時に感じる開放感は、生きる上で必要です。

自分のやりたい事、やりたくない事、人生の方向性、感謝の気持ちなど、色々なものに気づかされます。

旅を、最大4倍楽しむ方法をご存知ですか?

 

ただ旅をするだけでは、もったいない!

旅は4段階で楽しめることを知らない人は多いのでしょう。



1 旅を計画する事ほど楽しいものはない

 

限られた予算・時間で何ができるか、何がしたいかを把握し、計画することは旅の基礎です。プランBも考慮に入れ、おまけに天気の事まで考えると、実際の旅をする時間の2倍〜3倍も計画に時間がかかるでしょう。

いいんです。それが楽しいんです。その過程を楽しむのです。

  • 誰と過ごすか(一人旅?友達と?家族で?)

  • どこに行くか

  • 何を体験するか

  • 何を見るか

  • 何を食べるか

  • 何を着るか

  • どこで寝るか、いつ寝るか

 

旅中の時間、全ての行動を自分で決定できるのです。

それこそが、まさに、人生ではありませんか!

日常の中では、しがらみや見栄があり、なかなかやりたいことやスケジュールを自分で決められません。

しかし、旅先では「いつもの自分」でいる必要はないんです。

部長だろうが、主婦だろうが、先生だろうが、ニートだろうが。

社会的な地位とは関係なく、(ルールさえ守れば)好きなことを好きなようにしていいんです。

日常、どんなに忙しい日々を送っていても、旅先で「一日ビーチでボーッとする」ことだって、もちろん可能です。

旅の中では、全てが自分次第なのです。

ちなみに、この計画段階のワクワクには、まだお金はかかっていません。

お金をかけずとも、自分の未来を予想するだけで、ウキウキできるのです。

 

これからやってくる未来へのウキウキは、毎日の生活つまり、生きることに大きく影響を与えます。普段の仕事だってはかどるでしょう。

それらは、実感した人にしかわからない、想像を超えるエネルギーですよね。



私のおすすめは一人旅です。

 

誰も自分の事を知らない、馴染みのない土地を、一人で旅をした経験はありますか。

その開放感は、興奮と不安とが入り混じる、言葉では表せられない快感ですよね。危険でない限り、色々な場所を探検してみてください。


一人旅では、ツアーものや、移動・解説がセットになっているパッケージものを利用するのもいいですね。例え、知らない人とでも、誰かと会話をするのは楽しいものです。

会話をするきっかけだけではなく、運がよければ、友達ができる可能性もあります。

ただし、旅の全てをツアーにするのではなく、自分だけの自由時間も用意してください。

旅の基本は、自由に、軽〜く、楽しむことです。

 

その土地の歴史、名物、有名人物なども調べておくといいですね。

 

 

2 旅先

旅先では新しい事をしましょう。冒険をし、新しい発見で一日を埋め尽くすのです。

観光客に人気な場所と、地元の人で賑わう場所。できれば両方行く事をおすすめします。

 

ここで、声を大にして言いたい事があります。

 

「自分に馴染みのあるチェーン店に入るな」

 

いつもと同じ味を食べて、安心するのはわかります。

でも、そこで一つ、旅先の楽しみを失う事になります。その損失は予想以上に大きいです。

なぜなら、食べ物と旅はセットで思い出になることが多いからです。

旅先での食事は、まずくても、美味しくても、思い出になります。

(お店の雰囲気や、料理の見た目や味、店員の態度など。)

実際、皆さんの過去の旅の記憶に、食べ物の思い出が含まれているのではないでしょうか。

 

現実に帰れば、いくらでもチェーン店で食べられます。わざわざ、旅先でチェーン店に行く理由はどこにもありません。

 

 

私のおすすめは地元の人が使うスーパーに行くことです。その土地の日常を、少しだけですが、体験できます。

 

海外旅行なら、尚更おすすめです。日本へのお土産も、地元のスーパーで十分事足ります。実は、その方がお得だし、実際に現地で買った『珍しいもの』として、喜ばれます。

その国の歴史や食べ物、地元の人々の暮らしなど、体験できるスーパーは必ず行くべき、おすすめスポットです。

 

 

 

※旅先のハプニング

 
 

旅にハプニングはつきものです。

ハプニングにどう対応するかは、皆さんの腕の見せどころです。もし、ハプニングが起きてしまったら、経験と賢さで事態を乗り切ってください。

 

ハプニングさえ、旅では思い出になるのです。

沢山のドキドキを体験した人が間違いなく旅行を楽しんだ勝者になります。

ですから、ハプニングが起きたらむしろラッキーです。

どんなハプニングであっても、起きた事実は変えられません。しかし、どう対応するかは、自分次第です。

 

「これは、忘れられない旅になるぞ」と、気持ちを切り替え、残りの旅の時間を楽しみましょう。

 

 

 

3 疲れと達成感を味わおう

 

帰り道は、旅を振り返ります。

  • 一番楽しかったこと、場所

  • 計画通り進み満足したこと

  • 反省点

  • 次の旅への意気込み

 

振り返る中で出てきたものは、その時にしか味わえない大切な感情や想いです。

誰かにこの感動を伝えたいと思えるような旅ができたら、大成功ですね。

旅をしていない人にはわからない、なんとも言えない達成感と疲労が入り混じった特別な感情です。

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日常と違う、慣れない空間の中で、感覚を常にオープンにして、最大限楽しもうと努力した結果、体と心から出ているサインです。

その甘酸っぱい感情を楽しんでください。

旅の終わりの感覚が、子どもの頃の運動会の後の気分に似ていると思うのは、私だけでしょうか。

 

 

4 旅行を日常にどう活かすか

自宅こそ、一番リラックスできる場所ですよね。特に、旅の後は、身の安全と自宅の心地良さを再確認するでしょう。

 

安心できる自宅がある幸せを、味わい、感謝をする良い機会となります。

そもそも、旅行ができること自体、幸せなことです。

金銭的、精神的、時間的余裕がないと旅には行けません。

旅行を楽しめる状況があることにも感謝をしましょう。

 

旅の影響で新鮮な風が吹いた後、あなたはどう感じるでしょう。

 

自分の中で新しいエネルギーを感じられるでしょうか。

それとも、日常のプレッシャーや退屈さが、すぐに押し寄せて来るのでしょうか。

旅の後、遅かれ早かれ、日常生活に戻っていきます。

旅から帰ってきた余韻や、現実とバカンスの間の特別な時間をじっくり味わおうではありませんか。

 

 

日記などで、一度旅を整理し、振り返った経験はありますか。最近はfacebookやinstagramなどを利用し、インターネット上に写真を載せる人も多いですよね。

撮った写真を、実際に印刷してアルバムに残すのも、旅を思い返す良いきっかけになります。

スクラップノートを作るのもいいですね。

ここでのポイントは、

 

  • 旅が終わってから振り返ること

  • 遅くても、一週間以内に旅を振り返ること

 

もしも、旅行の余韻が少しも残らないなら…

 

もう少し、ゆっくり生きてみませんか。

 

焦っていては、生き急いでいては、何も体験できず、気付いたら時間だけが過ぎていきます。

そんなの、世界一美味しいチョコレートを走りながら食べているようなものです。

立ち止まらないと、幸せは味わえません。

旅行の後こそ、足を止め、感じるのです。

自分の人生を客観的に見る、最高の機会になるに違いありません。

それを日常にどう活かすかは、もちろん、あなた次第です。

 

 

 

さいごに

 

 

「行きたい」と思ったその時に計画しましょう。

自分の人生を、流れに任せていたら、あっという間に時は流れてしまいます。

「いつの日か」は、偶然にやってくるのではありません。

 

「夢」や「やりたい事」は自分で行動し、環境を作ることで叶えることができます。

さあ、今から旅の計画を始めましょう。

 

もっと、新しい風を日常に吹かせようではありませんか。

 

人生に「楽しい!」を増やして、幸せを沢山味わいましょう。

この地球は、あなたの知らない世界で溢れています。




あなたの夢も叶いますように。